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NIHON PREMIUM CLINIC | ニホンプレミアムクリニック

ヘイズ(Haze)とPSI

2015/10/17豆知識総合診療科


ヘイズ(Haze)について

近隣諸国での大規模な野焼きや森林火災の煙が季節風により運ばれて生じる煙害をヘイズと呼び、健康上の悪影響が懸念されます。一般的な症状は、眼の痛みや痒み、喉の痛みや咳、皮膚の痒みなど。持病のある方はヘイズにより悪化を招く恐れがあります。

空気中に無数に舞う煙の粒子やガスを完全に避けることは不可能ですが、ヘイズ発生時には影響を最小限にとどめるため、次の事に注意しましょう。

・不必要な外出は避ける

・外出時は、できればN95マスクやゴーグル状の眼鏡を着用(通常のマスクではヘイズの粒子の阻止はできませんが、呼吸器粘膜を保護する効果は期待できます。)

・帰宅時は手洗いやうがいをし、家に入る前に衣服をはたき、付着した粒子を落とす

・窓は閉め、換気はエアコンのフィルターを通す

・空気清浄器を使用

・洗濯物は室内に干すか、乾燥機を使用

・免疫力を高めるために、栄養、水分、休養を十分に取る

 

--PSI(Pollutant Standards Index)について--

 PSIは大気汚染を引き起こす下記6種類の物質の指標です。

二酸化硫黄(SO2), 小粒子(PM10) ,微小粒子(PM2.5), 二酸化窒素(NO2), 一酸化炭素(CO),オゾン(O3)

2年ほど前に西日本で数値が上がり、話題に上ったのはPM2.5。汚染物質が風で運ばれてきたものと考えられます。直径2.5μm(マイクロメートル)以下の微粒子で、肺の奥のほうまで入り込みます。

PSIと健康及び活動へのアドバイス(表)こちらをご覧ください。