妊娠しやすい食事はあるのか

妊娠しやすい食事はあるのか

妊娠を希望される方が葉酸をサプリメントで400mg摂取すると赤ちゃんに神経管閉鎖障害(二分脊椎や無脳症、髄膜瘤などが症状)が起きる可能性を36%減少させることがわかっています。
(マルチビタミンなどで摂取するとビタミンAなど取りすぎに注意すべき栄養素をとりすぎてしまう可能性もあるのでご注意ください。)

このように妊娠に際し、摂取が勧められる栄養がある一方でどんな食事をしたら妊娠しやすいのかという質問を受けることがあります。
欧米では複数の研究がなされ、地中海食(オリーブオイル、野菜、果物、ナッツ類、魚介類を多く、乳製品は少なめにとる食事)がいいというような結果も出ているようです。
しかし食文化や手に入る食材は民族や地域でかなり異なります。
日本人ではどうでしょうか。

体外受精の方を対象にした研究にはなりますが紹介します。
その研究では大きく分けて”野菜と魚介類型”、”欧米食型”、”ご飯とみそ汁型”の3つのタイプがあることがわかりました。
欧米での研究結果を踏まえると”野菜と魚介類型”は野菜、きのこ類、魚、豆類、鶏肉、芋類を多く取っているので妊娠率が高くなるかと予想されました。
しかし、年齢や喫煙の有無など妊娠に関係すると考えられるものを調整してもほかの食事タイプの人と妊娠率は変わらなかったのです。
どの食事タイプでも妊娠を希望する女性なので、明らかに生殖機能を落とすような健康維持によくない食事はしていなかったのかもしれません。
しかし、この結果から日本で生活していた時の食事を大きく外れなければ、どのような食事でも日本人女性がする食事は大きく妊娠の妨げになるわけではないのかもしれないとはいえるかもしれません。

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